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VOICE

こころの成長カルテ

〜カウンセリング・インナーチャイルドワーク体験記録

 

 

 

S様の 体験記録 『こころの成長カルテ』です。  

 

★いつも同じような相手を選んでしまう・・  

★もっと愛して欲しい・・    

★すぐに別れると言って、相手を試したくなる・・    

★いつも傷つけられる・・    

★恋愛相手への執着が強い・・   

 

そんな思いを経験している方には、是非 ご一読頂きたいSさんの体験記録です。   

 

彼女は、カウンセリング終了後には

新しい彼と出会い、結婚をし、自分が求めたとおりのHAPPYを手に入れました。 

 

体験記録の掲載に関して、「この体験記録を公表することで、同じように悩んでいる方や、

自分探しをしている方のお役に立てるなら、とてもうれしいです!」とご快諾いただきました。 

 

彼女の冒頭の文章は、今回HPへの掲載にあたり、まずは彼女の「カウンセリングを受けるに至るまでの経緯」と「彼女の心の過程」をお伝えすることが、皆様のお役に立つのではないかと、彼女自身が考えて書いてくださったものです。

 

以下 初回から6回までの カウンセリングの記録を日にちごとに載せております。

*長文になります。 

 

 

 

 

(以下、頂いた文章そのまま掲載)

 

 

 

 

◆◆M&Iカウンセリングルームの門を叩くまで◆◆ 

-オーストラリアでのセラピーを経て-   

 

 

私は昔、オーストラリアにいたことがありました。

 

今から書くお話は、私がオーストラリアにいた頃に受けた

セラピーのお話です。

 

当時、なぜ私がセラピーを受けようと思ったのか。 

 

それは、恋愛に関することでした。 

 

いつも必ず同じような相手を選んでしまい、

 

傷つくような別れ方を繰り返してしまうことが 原因でした.。 

 

「同じような相手」とはどのような人かというと、

 

強引で自己中心的な人です。 

 

それは言い換えれば、私の父親のような人。

 

( あまり身内の悪口は言いたくありませんが(笑)) 

 

そして、私はそんな父のような相手に対して、

 

私の母のような振る舞いをしてしまうのです。

 

 

どういう意味かと言うと、

 

私の両親の夫婦関係そのものが、私の恋愛関係そのものになる。 

 

強引で自分勝手な父に、しがみつきで愛を受け取りたい母。

 

そんな夫婦関係そのものが、 

 

私の恋愛関係そのものになってしまっていたのです。 

 

どんなに自分勝手な父でも、私の父は世界に彼一人だけ。

 

私は父にもっと愛されたかった。母にも愛されたかった。

 

そんな愛情飢餓状態の中で育ったので、

 

当然付き合う男性にも「もっと私を愛して!」と、 愛を求めてしまう。

 

 

今までの恋愛では、私はずっと相手に依存してばかりいました。 

 

また、いつも強引で自己中心的な相手に一方的に別れを告げられ、

 

「傷つけられた!」と 思っていました。  

 

でも実はそれは、自分自身が無意識のうちに

 

自分でそうなるように操作していた・・・という事実も分かったのです。 

 

 

両親から冷たく育てられたという感覚が

 

大人になってからも潜在意識に残っていたため、

 

幸せな状態にいても居心地が悪くなってしまう。

 

そうなったとき、自分で自分を傷つけるような状況に、

 

自分を追いやってしまうのです。 

 

 

分かりやすいところで言えば、

 

別れたくもないのに 彼の愛を確かめたいがために「別れる!」と 

 

言い出して相手の反応を見る・・・とか。

 

 

これらの事実に気づかせてくれたのが、

 

オーストラリアのセラピストでした。 

 

 

本物の自分の心が分かってからは、

 

私は急速に良くなっていきました。 

 

 

愛は受け取るだけでなく、与えるもの。 

 

 

そうやって愛を受けたり与えたりすることが、

 

「愛を育む」ということなのだなぁ・・・と、気づくことができました。 

 

そのことをきっかけに、私は両親を許すことができました。

 

両親もおそらく、愛に飢えたもの同士だったのだと思います。

 

「両親さえも自分の両親(私の祖父母たち)に

愛されて育った実感がないわけだから、

当然 子どもにだって満足な愛情なんて与えられないはずだよなぁ・・・。 

 

だけどそんな中でも 両親なりの愛を、

私たちきょうだいに与えてくれていたんだろうなぁ・・・」と。 

 

そして、そうやって両親を許すことができたことで、

 

私の人間性は大きく変わっていったのです

 

(自分で言うのもなんですが・・・(笑))。

 

 

 

私は自分を愛することができるようになりました。 

 

自分や他人の悪い部分しか見ることができなかった自分が、

 

実は人間の短所は長所と 紙一重であるということに気がつきました。

 

「私は自分の短所も他人の短所も受け入れて、

 

更に他人の長所に気がつける人間になろう」と思えるようになりました。

 

 

 

そうやって自分を愛すことを知ると、

 

他人を愛すことができるようになりました。 

 

 

そして・・・。

 

「愛は見返りを求めるものではない。

 

損得を気にせず愛すことなんだなぁ」、 

 

そう思うことができたとき、 

 

執着関係にあった当時の彼と 徐々にですが

 

離れていくことができました。 

 

 

 

 

そこで新たに出会ったのが今回の彼。

 

「自分が変わると自分の目の前に現れる相手まで、

 

全く違った人間に変わるんだなぁ」

 

と思えるくらい、彼は今までの相手とは違う人でした。 

 

 

彼はとても純粋な人。

 

汚れを知らずウソをつくこともできない、 

 

ちょっと不器用だけれども、その分清い心を持った人です。

 

 

当然今までの相手のような、

 

強引で自己中心的な人ではありませんでした。 

 

 

私はそんな彼を、損得などで考えず愛しました。

 

彼も私にたくさん愛を返してくれました。

 

ところが・・・ 。 あるとき、彼からされてしまった

 

ちょっとした理不尽なことに対して私が発した言葉で、 

 

その 純粋な心を持った彼を傷つけてしまいました。

 

「しばらく一人になりたい」、彼はそう言って私から離れて行きました。

 

 

 

その頃は私いつも、自分自身を責め続けていましたが、 

 

ある日ふと、

 

「私、このままでいいのかな・・。このまま自分を嫌いになっていいのかな・・。 

 

自分を愛することができた自分を、愛せなくなってしまっていいのかな・・・」

 

と考えるようになりました。 

 

 

私がM&Iさんに訪れたきっかけは、

 

その自分自身の気づきに出会ったからでした。 

 

 

もう二度と、自分を 嫌いになりたくなかったのです。

 

まずM&Iさんには、

 

「怒りが爆発したときに、感情のコントロールがききません」と、 

 

メールで相談しました。

 

すぐに、「ご自分を見つめ直す作業はとても大切なこと。

 

最後までサポートさせて頂きたいと思っています」 

 

という返事をくださり、

 

私は1回目のカウンセリングを受けることになりました。 

 

 

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M&I カウンセリングルームさんのところに通ったのは、

 

初日カウンセリング含めて計6回。 

 

今から、その6回分の体験記録を書こうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

2回目(1回目/5回セット・1時間30分)

 

この日を迎える前、自分なりに色々考えました。

 

彼とは距離は置いても メールのやり取りだけは

 

1日1回程度はしていたのですが、

 

彼のメールには どこか迷いが感じられたし、

 

何よりも、メールを待っているだけの自分の

 

精神状態がきつかったのです。

 

 

ですので、私から「しばらくは、メールをするのも止めましょう」と

 

彼にお願いしました。

 

 

そして 

 

「うまくいっていたときも、今現在も、自分はやるべきことはやった。

 

今の私にはこれ以上何もできない。

 

だから どんな結果になろうとも、彼が出した答えに全てゆだねよう」

 

と決意しました。

 

 

「そう決心した以上は、本腰を入れて自分と向き合おう」と、

 

心に誓いました。

 

 

とは言ったものの、

 

まだまだ 心が揺れている感じ。

 

そんな 「スッキリ・あっさり」とは、なかなかいかないものです。

 

 

そんな不安定な時期だったからこそ、

 

和根崎さんに付いてもらい、2人で方向性を見出していく作業は、

 

心の安定剤になりました。

 

 

この日は、リラクゼーションのワークを行いました。

 

和根崎さんの誘導で、催眠の世界に入りました。

 

まだ初めてでしたので、呼吸法がうまくきません。

 

昔、セラピストに「呼吸が浅い」と言われたことがあるのですが、

 

その時も、吐くよりも吸う方が苦しかったのを覚えています。

 

 

「毎日寝る前に、10分間呼吸法を練習してみてくださいね」

 

と和根崎さんに言われ、毎晩練習しました。

 

ここ最近、なかなか寝付けないことが多かったのですが、

 

呼吸法のおかげでわりと早く眠れるようになりました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3回目(2回目/5回セット・1時間30分)

 

この日は、インナーチャイルドワークをしました。

 

私が始めて体験した 

『インナーチャイルド』の体験をここに残します。

 

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和根崎さんの誘導で催眠状態になり、

 

和根崎さんのゆっくりしたカウントに合わせ、

 

目の前の階段を1段1段、ゆっくり降りて行く。

 

 

「ゼロ」の声で自分が降り立った場所は、

 

木がうっそうと生い茂る、森の中だった。

 

 

道は「道として」ハッキリあり、オレンジ色をしている。

 

「森のくまさん」という童謡をご存知だと思いますが、

 

私が降り立った森はまさにその、「森のくまさん」の世界。

 

原色系が濃い世界だった

(そういえば「森のくまさん」は子供の頃私が大好きな童謡だった)。

 

誘導に合わせ、子供の頃の自分を探す。

 

しばらく道を歩いて行くと、

突然目の前に幼稚園の制服を着た女の子が立っていた。

 

その子はこちらを向いて立っているわけではなく、

 

道に水平に立っていた

(うまく伝えられないが、私が歩く方向に垂直に立っている感じ)。

 

 

「いました」 私は和根崎さんに伝えた。

 

「彼女がいた!」と思った瞬間、

 

彼女を「かわいそう」と思う感情が溢れ、涙がたくさん出た。

 

「何か話しかけてあげてください」と誘導され、

 

私はその彼女の目線に合うように、しゃがんであいさつをした。

 

「Sちゃん、始めまして。お姉ちゃんは、Sちゃんが大人になったSちゃんなんだよ」

 

「え~っ」彼女は、はにかんでいた。

 

そして、泣きながら話しかけてくる私の姿が不思議なようで、きょとんとしていた。  

 

「お姉ちゃん、何で泣いているの?」  

 

「うん・・・。Sちゃんを見たら、なんだかお姉ちゃんの

 

小さかったときのことを思い出して、泣いちゃったの。

 

ねぇ、お姉ちゃん、Sちゃんのことをぎゅ~ってしてもいいかな?」

 

 

大人の涙を不思議に思っていたようだったが、

 

「うん、いいよ」と言ってくれ、私は彼女を強く強く抱きしめた。  

 

 

手をつないで歩きながら彼女と会話を続けていると、

 

 「そろそろ彼女とお別れしなくてはなりません。

あなたは彼女とお別れすることができますか?」  

 

という和根崎さんの声が聞こえた。  

 

「お姉ちゃん、もうそろそろ戻らなくちゃいけないんだ」

 

と私が言うと、彼女はとたんに寂しそうな顔をした。  

 

 

「どうでしょうか。お別れのあいさつはできそうですか?」

 

と和根崎さんは言った。

 

 「いや!できない!!」私は思い、首を振った。  

 

 

「それでは、彼女に『また会いにくるよ』と約束してあげてください。

 

何か物を渡してもいいですよ。抱きしめたっていいですよ。」

 

(いえ、もう既に、たまらなくなって抱きしてめちゃってるんです・・・)。  

 

「今日これからおうちに帰ったら、必ずSちゃんにまた会いに来るよ。

 

それまでこれを持って待っていてね」

 

と、私は彼女にハンカチを手渡した。   

 

 

彼女はハンカチを受け取り、「ホントに?また来てくれる?」

 

と不安そうに聞いてきた。

 

 

 

「見捨てられ不安」。 そんな言葉が頭をかすめた。

 

そういえば子供の頃、大人に見捨てられることの不安があったり、

 

人との別れを神経質なくらいに嫌うところがあったっけ・・・。 

 

「大丈夫。絶対約束するよ。

だからもう1度、Sちゃんをぎゅ~ってしてもいいかな?」

 

 

彼女は笑顔を見せ、「うん!」と言ってくれた。

 

私は彼女を抱きしめ、「それじゃ、また来るからね」と声をかけ、

 

ここに来るときに降りてきた階段に向かった。

 

 

階段に向かう途中、何度か振り返ったが、

 

彼女は私のハンカチを両手でぎゅっと握り締め、

 

少し不安そうな顔で私を見送っていた。

 

「後ろ髪ひかれる思い」、 まさにそれだった。

 

 

階段に戻り、和根崎さんの誘導で1段ずつ階段を昇る。

このときは降りたときも、誘導の声かけが早い。

あっという間に元の自分に戻った。   

 

 

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催眠状態から元の自分に戻ると、

 

なんだか少しスッキリした気分になりました。

 

 

そして初めてのインナーチャイルドワークなのに、

 

子供の頃の自分に会うことができた。

 

本当に嬉しかった。

 

しかしそれ以上に自然と溢れ出てきた自分の涙が、

 

不思議で不思議でたまりませんでした。

 

 

この日から毎日、自宅で寝る前は必ず彼女に会いに行きました。

 

毎回毎回泣いてしまい、彼女は 最初は少し戸惑っていたようですが、

 

徐々に私の涙に慣れてくれました。

 

 

私が心がけていたのは、

 

彼女と話すときは必ず彼女を膝の上に乗せ、

 

対面で抱きしめるように話す・・・ということでした。

 

彼女とは特に何をするでもなく、ただ2人で色んなことを話しました。

 

幼稚園のこと、家族のこと、商店街のこと、公園のこと、

 

彼女が大好きだという遊園地のこと・・。

 

彼女が大好きだという後楽園遊園地にも、

 

一緒に遊びに行きました。

 

 

インナーチャイルドワークをすると、

 

不思議と心が穏やかになります。

 

 

色んなことを考え過ぎてなかなか寝付けなかった状態でいたのが、

 

呼吸法で徐々に解消され、

 

更にインナーチャイルドワークをすることで

 

いつの間に眠ってしまっており、

 

気がつくと目覚まし時計の音で目覚め、もう既に朝だった・・・

 

というようになる日が増えていきました。

 

そうなると、決まって目覚めも良いのです。

 

「熟睡した!」という感じです。 

 

 

 

 

 

 

 

4回目(3回目/5回セット・1時間30分)

 

 

今日のカウンセリング前までの

 

和根崎さんにメールでやり取りした中に、

 

「私、好きな人には尽くしすぎたり、

  いやなことをいやと言えなかったり、 

平静さを装ったりする癖があるんです」

 

という内容を送ったことがありました。

 

 

この日、受付でソファに座っていると、

 

「尽くしすぎるあなたへ」という、 

 

M&IさんのHPで掲載されているコラムを印刷された紙が、

 

テーブルの上に置いてありました。

 

それを読み出したら涙がたくさん出てきました。

 

自分へのメッセージのように感じました。

 

「彼とはしばらく連絡を取らず、色々一人で考えてもらいたい」 そう決意し、それを彼に伝えたくせに、

 

いざ完全にその状態になってしまうと 不安で不安でたまらない。

 

 

この時期、心の不安定さ絶好調!という感じで、 職場でもそれが出てきてしまっているようでした。

 

こうなると、人間関係もうまくいかない。

 

全く明るく笑えなくて、 ちょっとした相手の言動に過敏になり、

 

勝手に被害者意識が高くなってしまったりする。

 

 

彼とうまくいっていた頃、私がやれるべきことはやり尽くした。

 

それでもうまくいかないとすれば、 私は恋愛が向いていないのではないか・・・

 

そんなことを考えました。

 

 

そして今回のカウンセリングで、

 

「男性不信になるかもしれないです」

 

なんていうことも話したような気がします。

 

 

この間、 泣きっぱなしでした。

 

この日はリラクゼーションワーク、イメージワーク、

 

インナーチャイルドワーク、NLPワークと、 てんこ盛りでした。

 

特に、イメージワークとNLPでは、終えた瞬間泣いていました。

 

 

 

和根崎さんからの「Sさんにとって、幸せって何かしら?」 

 

という問いかけに、

 

「ほわ~んとした感じ」とお答えしました。

 

ふたりで「幸せ」についていろいろ話していくうちに、

 

「何か打ち込めるものを見つけていきましょうか」・・・ということになりました。

 

 

 「そうだ、ゴスペルと絵とピアノは、ずっと前から習いたいと思っていたんだ・・・」と思い出し、

 

この中で1番習いたかったゴスペルを、 ひとまず習うこととしました。

 

私は「思ったが吉日」と思うタイプで、

 

「こう!」と決めたら全く迷わない人間なので、

 

すぐにゴスペルスクールの見学に行き、体験をし、

 

その場で申し込んできました。

 

 

心を無にして大好きなことに打ち込めることの喜び!

 

大きな声を出すことの喜び!

 

 

ゴスペルスクールの見学では、そんな喜びを感じさせてくれました。

 

 

そして

 

「そういえばカウンセリング以外で 久しぶりに、 『スカッと爽快!』 な気分を味わったな~」 と実感しました。  

 

 

和根崎さんはメールで、

 

  「発声が少し気になっていました。 本来のご自分の声でない気がしたからです。 お腹からではなく、胸から声を出しているような・・・ ですので、ゴスペルを習うという選択は、 今のごSさんに とてもぴったりではないかと感じます」

 

と言ってくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

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